【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMPメンバーが若手落語家のお手伝い！　知念侑李は「一発屋ジュニア」？

2017年9月8日

　ここで、今回の下積みちゃん・礎秀樹さん（28）が「どうも、おはようございます！」と、元気よく登場。有岡はチェックのシャツを着た素朴な印象の礎さんに対し、「ごめんなさい、俺……完全に公園で佇んでる“ただの人”だと思った」と、本音をポロリ。そんな礎さんは「落語家の下積み」で、春風亭一朝師匠に弟子入りし、現在は「春風亭一猿（いちえん）」として落語を勉強中。一猿さんが足を踏み入れた落語界には序列があり、番組ではその4つの段階が紹介された。まず、入門時には「前座見習い」と呼ばれ、1年間は師匠や兄弟子の付き人を担当。1年後に師匠や協会から「前座」と認められれば、ようやく楽屋に入れるが、1人前になれるのはその先にある「二ツ目」を経て、「真打」となってから。一猿さんは芸歴2年目の前座で、真打になるには、「最低でも15年かかる」と、言われているそう。

　今回、JUMPは一猿さんが少しでも早くステップアップできるように手助けする役割を担うが、高木は「落語は全然分からない」と漏らし、あまり馴染みがないことを示唆。「28（歳）でまだ下積みなのかな？　それが普通なのかどうかも分からないね」（高木）と話し、一猿さんの下積み生活を探るべく、自宅へと向かった。部屋に入るなり、「キレイですね！　っていうか、物が少ない」（有岡）、「“狭い”ってだけで」（中島）と、感想を述べたJUMP。こちらの部屋は、7畳ロフト付き（築28年のアパート）で、家賃は4万9,000円だとか。

　室内には落語家らしく着物が飾ってあったが、「着物以上に気になったのが、どんだけチェックシャツ着るんだよ！」（中島）、「今日着てるのもそう」（有岡）と、一猿さんの私服に注目。中島は「めちゃめちゃ（チェックシャツが）いっぱいある」「1枚挟んで、もう1回同じの。からの急にアロハシャツ！」と厳しくチェックしたが、一猿さんにとっては服を選ぶ時間すらもったいないそうで、私服はほぼギンガムチェックだという。大量にあるのはシャツだけでなく、紙袋の中に大量の手ぬぐいが。「噺家の世界はですね、この手ぬぐいが名刺代わりになるんです」（一猿さん）と説明し、師匠である春風亭一朝の手ぬぐいをお披露目。

　続けて、一猿さんは「前座は、手ぬぐいは自分のものはござません。いずれ、前座の期間が終わると、二ツ目になりますので、その時に私も作ることができる」と語り、有岡に「デザインは決めてるんですか？」と聞かれると、「私ですか？　いや、まだまだ……」と、謙遜。これを受け、有岡は「そこはじゃあ、ギンガムチェックとかにすれば？」と提案し、一猿さんが「そうですね……」と戸惑いの表情を見せる中、高木は「それいいよね！」と、乗っかった。せっかくなので、一猿さんには着物に着替えてもらい、下積み生活について具体的に聞いていくことに。普段、一猿さんは自宅で稽古をする機会が多く、その際は「鏡が必要不可欠」といい、「落語の稽古をする際に、自分がどういう所作をしているかというのを見るために作りました」と、手作りの鏡を3人に公開。

　それは、座った状態でも全身が見えるよう、100円の鏡を貼り合わせて作成した巨大鏡だったが、なんと端が割れている状態。一猿さんが「この間、地震があった時に倒れてきて……」と明かすと、高木は「割れてるからさ、所作が歪んで見えちゃう」と、心配した。そこで、今回はJUMPの3人が「割れた鏡を作り直す」との重要な仕事を任されたが、番組側はメンバーに「決して広いとはいえないこの部屋で、有意義に使える鏡にしてもらいたい」と、希望した。

　一方で、家賃4万9,000円に加え、食費（2万円）、携帯電話代（8,000円）、日本舞踊レッスン代（1万円）、そのほかの費用で月に9万円の出費がある一猿さん。ところが、月収は「10万円」のため、生活はギリギリ。「前座は“お給料”という形ではないんです。それは、寄席（落語が行われる演芸場）で修行させていただいてるというのが第一にあるので。“心付け”というか。正確な金額は言うことはできないんですけれども、だいたいまぁ……。（1日）ランチ1回分というか……」（一猿さん）と切羽詰まったお財布事情に、高木は「ランチ1回分か……」とつぶやき、前座の厳しさを痛感した様子。

　寄席においては、師匠方のお世話や裏方仕事をするのが前座の役目となり、入り口前でお客さんを出迎える「一番太鼓」や、師匠方のお茶出し、着付けの手伝いといった楽屋仕事を担当。出囃子の三味線に合わせて太鼓を打つなど、テレビ業界にたとえると“AD（アシスタントディレクター）的なポジション”であるほか、前座の名の通り、開演前の舞台に上がって会場を盛り上げる場合も。しかし、毎日寄席で落語ができるワケではなく、一猿さんは「僕以外にもたくさん前座が働いてまして、“開口一番”っていうのは1人しか上がることができない」と、補足。東京は新宿、池袋、上野、浅草の4ヶ所に寄席があり、前座は協会の指示を受けて10日ごとに場所を変えながら、ほぼ毎日通うそうだ。

　一猿さんは、寄席でもらえるお手当以外にも「落語会」に出演して収入を得ており、さらには「毎年、お正月に前座はお年玉をいただいてます。それはお会いした落語家、前座以上の方々からお年玉をいただいたりすること」「なので、もうとにかく“いろんな人に会いたいな”と！」と、知られざる金銭事情を告白。とはいえ、節約の目的で自炊は欠かさず、質素な生活を意識しているのだ。そもそも、一猿さんは芸人を目指して大阪から上京したはずが、22歳の時に友人に誘われた落語会でその魅力にハマり、落語家の道に。また、周囲の年齢については「今はやはり、大学を卒業して入る方が多いみたいですね。その中でも私は割と年上ではありますね」と、解説。一猿さんが二ツ目になるには、師匠に落語を認めてもらうしかなく、出番がない日でも寄席へ。

　何時間も師匠方のお世話に時間を費やした後、自宅で落語の練習を行っている一猿さんに、有岡が「自宅で練習する上で、困ってることとかってありますか？」と質問すると、「大きい声が出せないというのは困っていることですね」と、回答。カラオケボックスへ行くにも費用がかかり、近くの公園は「あまり大きい声を出しすぎると、警察の方がいらっしゃるので……」（一猿さん）と、練習できる環境も限られているよう。そんな中でも、一猿さんは「人間に生まれ変わった犬が仕事に就くも、犬の習性が抜けきれず、周囲がパニックになる」という「元犬」の噺を練習中。一部分を目の前で見せてもらった3人は「本当に何かがあるように動いてる」（中島）、「目線をずっと考えなきゃいけないからね」（高木）、「いや～、細かいね」（有岡）と、感心していた。

　ほかにも、「元犬」は上半身だけで犬らしい動きを演じるなど所作が大事となるそうだが、近々に発表の場があるものの、まだ固まりきっていないとか。この日も寄席がある一猿さんと別れ、3人は埼玉県・和光市のホームセンター「島忠和光店」に移動。中島は「ちょっと、“ある物を作ろう”ということで、ホームセンターに来たんですけど……」と切り出したが、2人は「作る？」（有岡）、「作るの？」（高木）と、表情を曇らせた。既存の鏡ではサイズが足りず、素材から選んで一から作るが、中島は「実用性も兼ね備えた鏡」を構想している模様。今回は特別に番組の美術スタッフ・田中秀和さんが協力し、さっそく場所を移して作業を始めた。

　ノコギリで木材を切断していると、中島は「超キツイ！」「疲れる……」とこぼし、高木も「俺ら、背デカいからな」と、同調。しかし、ここで164cmの有岡が「あ～、分かる。な！」と口を挟み、中島は「分かるの！？」と驚いたが、「腰ツライよな、やっぱな！」（有岡）と、なぜか得意げにアピールした。こうして初めての作業に苦戦しつつも、黙々と進めた一同。4時間が経ち、改めて一猿さんの自宅へ向かった。3人は想像以上に大きい“鏡”を運び入れたが、完成品を見た一猿さんは「おー！　机じゃないですか！」と、ビックリ。実は、一猿さんの家には机がなく、アイロン台を用いてご飯を食べていたのだ。

　そこで、メンバーは「鏡以外に机も作ってあげよう」と考え、天板には一猿さんが大好きなギンガムチェック柄の千社札をつけて“世界に一つだけの机”を仕上げた。さらに、中島が「この机には、ある仕掛けがあるんですよ」と前置きし、天板を返した途端になんと鏡が出現。思わぬ演出に、一猿さんは「鏡だー！　おぉー！　ありがとうございます！」と大感激し、その間に中島が「鏡もね、“所作の確認をしづらいな”と思って。このような2WAYの机を作らせていただきました」と、説明。大きな所作の動きも問題ないサイズで、一猿さんは「これはもう、嬉しいです。ありがとうございます！」と、喜んだ。

　最後に有岡が「この先、一猿さんが頑張って、頑張って。この先、二ツ目だったり、真打になった時は、ぜひ僕たちにもね、“また改めて落語を聞かせていただきたいな”と思うのと……手ぬぐいもね？」と語ると、2人も「手ぬぐい欲しい！」（中島）、「ギンガム手ぬぐいをね！」（高木）と、一猿さんの夢が叶うことを期待。よほど机を気に入ってくれたのか、一猿さんは撮影後に鏡の前で何度も練習を続けたといい、その後「Cafe 囀や」（豊島区）で行われた「落語会」では、新ネタ「元犬」を堂々と初披露していた。

　出番終わりの一猿さんにスタッフが感想を求めると、心配していた所作の出来栄えは「上手くいったかな」と手応えを感じており、メンバーへ向けて「Hey!Say!JUMPのみなさん、この度は素敵なプレゼントをありがとうございました。いただいた机と鏡ですね、いっぱい稽古で使わせていただきます。また、二ツ目・真打になりましたら、ごあいさつにうかがいます。どうぞ、よろしくお願いします。ありがとうございました！」と、丁寧にお礼を述べた。

　VTR終了後のスタジオでは、知念が「落語も特殊でしたけど、私たちジャニーズも“なかなか特殊”だと思う」との見解を示し、「僕とかはさ、（ジャニーズJr.時代から）ずっとターンとかが得意で」と、回顧。中島も「特殊ですよ。クルクル回ってたよね、横にも縦にも」と振り返り、知念は「そう。何か出させてもらう時は、だいたい回ってたのよ。でも、だいたいそういう人たちって……。ちょっとね、“あんまりうまくいかないな”ってイメージがあるのよ、中では。“難しい、厳しいな”と。あ～これ僕、“格付け的には、一発屋ジュニアだ”（と思っていた）」と、爆弾発言。有岡が「『一発屋ジュニア』って何だよ」とツッコミを入れ、薮から「一芸ね、一芸」とフォローされると、「一芸に秀でてる！」と言い直す知念だった。

●この記事を読んだ人におすすめの記事です!!
【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・中島裕翔、有岡大貴と“○○な関係”の男の子にキャッチボールを指導

【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・高木＆岡本がウォータースライダーでジャンプ？　恐怖のロケに「事務所のOKラインが分かんない」

【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・高木雄也“お兄ちゃん”がバスケを指導！　感動の結末と「緊急一大事」の発表も

【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・知念侑李が“ドS”に覚醒!?　高木雄也、27歳にして苦手なアレを克服

【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・山田涼介が手料理で“下積みちゃん”を応援！　高木雄也は思わぬ悲劇に見舞われる!?

【いただきハイジャンプ】ポンコツキャラのHey!Say!JUMP・八乙女光が覚醒！　山田涼介は「因縁の対決」に挑む

【いただきハイジャンプ】“Mr.ドンピシャーナ”のHey!Say!JUMP・知念侑李は「エンターテイナー」！　難問クイズでまさかの展開に

【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・山田涼介、メンバーに敵意むき出し！　「コレダレ・ドンピシャーナ」勝負の行方は……

【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・知念侑李、「コレダレ・ドンピシャーナ」で奇跡再び!?　山田涼介は「穏やかじゃないねぇ～」

【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMPメンバーが“ジャニーズクイズ”で白熱！　知念侑李、大好きな先輩の話題に興奮

【いただきハイジャンプ】「コレダレ・ドンピシャーナ」決勝戦！　Hey!Say!JUMP・山田涼介、岡本圭人の「王子様系より王様」の一言で動揺

【いただきハイジャンプ】Hey!Say!JUMP・知念侑李が“ジャニーズ当て”クイズで「ミラクル過ぎ」!?　八乙女光、「頭の中は真っ白」