バカリズムが解説する出川、狩野、三四郎・小宮の共通点「ポンコツなのに自覚なし」「2人きりで会うのしんどい」
これに対し、狩野は「なんだろうな……。“全部包み隠さず”みたいな……」と弁明したが、宮迫から「そこは隠せや！」と一蹴されると、「本当にだから、テンパってちゃ、テンパっちゃったん、テンパってちゃったんですよ」（狩野）と、噛みまくる始末。そんな狩野に出演者は笑っていたが、MC陣からは「身だしなみはきちっと！」（蛍原）、「お願いしますよ、本当に」（宮迫）と、注意を受けてしまった。
今度は小宮について、バカリズムが「ヒゲの剃り方がちょっとおかしい」と切り出し、実際にVTRでチェック。すると、小宮はヒゲ剃りを一定の位置に固定したまま顔を動かすという独特なスタイルで剃っていたのだった。改めて、VTR明けのスタジオで「普通はヒゲ剃りを動かすじゃないですか」と、一般的な方法を確認したバカリズムは「自分が動くっていうのは、たぶん“自分のがヒゲ剃りより下だ”って思ってるんでしょう」と、推察した。スタジオに呼ばれていた小宮の相方・相田周二からは「小宮、楽屋とかで2人でいてもずーっと……鏡をずーっと見るんですよ」との証言も。
相田は、小宮が事故で失った前歯を昨年10月に入れたことを説明し、「そこから“美”に目覚めたのか、ずーっと笑顔の練習を、ずーっとしてるんです」と話すと、小宮も「そう、鏡でね」と、肯定。さらに、小宮が新幹線の前の席でずっと携帯電話を見ていた時、相田が「何見てんのかな」とのぞくと、画面は真っ暗で、「その真っ暗に反射する自分の顔を見ながら笑顔の練習してた」（相田）とのこと。宮迫は「なんなの？ その……」とドン引きしていたが、当の小宮は「いや嬉しいじゃん、歯があるって」と、ニッコリ。「歯を見てたんだ？」（バカリズム）、「“歯があるな”って思って？」（宮迫）と聞かれた際も、「そう、そう、そう。嬉しいんすよ（ハートマーク）」と喜びを噛みしめていた。
その後、蛍原が「声の音量」の話を出川に振ると、「だんだん喋ってる間に興奮してきて声がデカくなる時はあるけど、最初っから『おい、まこっちゃんさ！』なんて絶対言わない、俺は」（出川）と、個人的に呼んでいるバカリズムの“あだ名”を口に。出演者から笑いが漏れてしまい、今度は「そんな急に『おい、狩野！ お前さ！』なんて（言わない）」と狩野の名前を出したが、突然体に触れられた狩野は“ビクッ”としてしまい、「なんなんだよ！ お前はよ！」（出川）、「いきなり来るから……」（狩野）、「分かるだろ？ 話の流れで」（出川）と、言い合いに発展した。
蛍原が「もう（狩野が）世間をビビりすぎ！」と騒動をネタにしたタイミングで、もう1人のポンコツ・小宮が「どうした？ どうした？」と立ち上がり、トークが中断。妙な間で割って入ってきた小宮に、出川は「『どうした？ どうした？』じゃねえ！ 座れや！ なんだよ『どうした？ どうした？』って！」と怒りを露わにし、宮迫も「クラスに絶対おるヤツやないか。見てなかって『えっ、何？ 何？ 何やってんの？ 何？』（って聞いてくるヤツ）」と、指摘。案の定、小宮は「見えなかった。（間に狩野がいるため）様子が見えなかったんですよ」と、主張していた。
次にバカリズムが挙げた3人の共通点は「技術・センスが必要な番組に出たがる」。出川は「それなんなんだよ！ それ失礼極まりないわ」と不満げだったが、バカリズムは3人が「“腕試し系”に出たがる」として、出川の場合は『人志松本のすべらない話』（フジテレビ系）に「出たい」と言い続け、「で、やっと『出られた』っつって、ずっと出たことを延々（自慢する）」と、話した。バカリズムは残りの2人に関しても、「狩野は『大喜利でいきたい』と、『俺はもう大喜利だ』と。ずっと『IPPONグランプリ』（同）に出たがっている」「小宮は小宮で『僕には漫才しかない』と。『理想は舞台を中心に活動していきたい』と（言っている）」といった“夢”を聞かされているそうだが、「それぞれ叶わない夢を追いかけてる！」（バカリズム）と、ピシャリ。「だから応援したくなるんですけど」とフォローしていたものの、出川が「俺らは夢を語っちゃダメなの？」と追及すると、「ジャンルがちょっと違う」との見解を述べるバカリズムだった。
これを受け、狩野は「もともと、やっぱその知的な感じに憧れてはいたんですけど、世間から『ポンコツ、ポンコツ、ポンコツ』って言われるから、より憧れるようになるんですよ。“いや、俺こんなもんじゃない”（と思う）」と力説し、「クイズ番組とかで、“ピンポーン”（と早押しして）『ビタミンD？』（と答えたら）“ピンポン、ピンポン、ピンポン！”（と正解する）みたいな、そういう……」などと理想の展開を熱弁。しかし、「ビタミンD」発言の方が気になった出演者は一様に吹き出し、出川も「そういうところがバカにされる」と、ダメ出し。そんな出川が考える「クイズ番組で頭のいい答え」は、「ピタゴラスの定理」だそうで、この流れで意見を求められた小宮は「フレミングの法則」をチョイス。
すると、出川は「オォ～！」と感心し、解説員のキャイ～ン・天野ひろゆきは「（出川と小宮の）波長が合った」と笑ったが、小宮は「絶対（今のリアクションは）『オォ～』じゃないよ！ だって変な空気になってたから、『オォ～』じゃないよ！」と、落胆。ほかにも、バカリズムは「指の使い方がオカシイ」と3人の一致点に着目し、「たぶん、自分の体の操縦の仕方がちゃんと分かってない」と、コメント。番組では3人の指の動きを過去の映像から検証したが、やはりここでも“同類”認定されていた。
そして、バカリズムがトドメを刺すように「続いての共通点、こちらです。2人きりで会うのがしんどい」と明言したところ、蛍原からは「分かる！」の声が。バカリズムは「みんなでいる時とかは、ツッコんで笑いにしたりだとか、第三者がいればいいんですよ。2人きりになるともう……相手だけだから。そのなんか、いろいろな言い間違いとかあっても、ツッコんでも変な感じになるし。ただひたすら、間違えたことを延々聞かされるっていう。ものすごいストレスなんですよ」と、切実な悩みを打ち明けた。
狩野は「へぇ～……そう思ってたんですか。いやもう、ホント気持ち良くて。升野さん（バカリズムの本名）とこう、話すのが。お笑いのホント、熱い話とかするんですよ。それを升野さん、『うんうん、分かる』ってな感じで言ってくれるから、こっちとしてはスゴい気持ちいいんです」と、率直な思いを吐露。一方、バカリズムの勢いは止まることなく、「狩野なんかもう、すぐ……口癖のように『いや、それ吉本（興業）だったらありえないですよ』って言うんですよ。『吉本だったらありえないです』って言うんですけど、たぶん狩野が一番、吉本だとありえないんですよ」と、毒舌トーク。当の狩野は「ディスるとかそういうんじゃない」と言いながらも、マセキ芸能社の先輩は「お酒飲む人が少ない」「升野さんもお酒そんな好きじゃないですし。結構、お酒飲みに誘ってくれるのは吉本の芸人さんが多かったりするんですよ」と、弁解した。
この話を聞いたバカリズムは「そこで吉本の芸人さんたちの飲み会で、いろいろ刺激を受けて僕のところに来て、『やっぱ吉本みたいに縦社会をきっちりした方がいいんですよ』っつって、僕の肩抱いてきたんです」と“告発”し、「分かってほしくて。分かってほしくて！ 分かってほしいんです！」と、必死に言い張る狩野。呆れ気味の宮迫が「先輩に触ったらアカンで、基本的に」と警告したが、「体で覚えさせないと」（狩野）となぜか上から目線で発言し、またもスタジオが笑いに包まれていた。
かたや、出川は「俺はまだ、全然（バカリズムは）俺との付き合い方を知らないんだと思う」と物申し、「付き合い長い人だと、天野っち、ウドちゃんなんてもう、（自分が）何言ってたって、もうツッコまないから。当たり前になってるから」と、述べた。この瞬間、バカリズムが「“そのストレスにまだ慣れてないから”っていう……」と発したことで、出川は「ストレス……ストレスなのか！」と逆上する場面も。そんな出川と交流のある天野＆蛍原は「そうね。関係が長くなればなるほど、だんだんスルーしていく」（天野）、「ゴルフも野球も2人で、そうやって出川さんに見に連れてってもらってるけど。もうほぼ僕は無視ですよ、だから。キリがない」（蛍原）と、アッサリ回答。
また、バカリズムは出川や狩野を見ながら、「ここの組み合わせだと、2人きりはOKなんですよね。お互いがお互いの間違いに気付かないから」といい、「出川さんと英孝ちゃん2人っきり（で会う機会）は？」（蛍原）と聞かれ、出川が「あるある」と、返答。狩野が「マジな話だと……。相当流してますよ、僕」と言い出し、出川も「いやいや！ お前ちょっと待て！ 違う、違う。俺、ガチで言ったらお前の話ほとんど聞いてない」「いちいち間違えるからキリがないから、もう流しっぱなし」と、対抗。“どちらが話を流しているか”を手の高さで示す小競り合いとなったが、最終的に出川は「これ、ズルいんだよ。（狩野の方が）身長があるから！」と、ブチ切れていた。
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